【作品紹介】昇天する龍を描いた『富士越龍(ふじこしりゅう)』 – Shop of Hokusai | 北斎館ネットショップ

【作品紹介】昇天する龍を描いた『富士越龍(ふじこしりゅう)』

 当館でも人気の高い作品である「富士越龍(ふじこしりゅう)」。
北斎がその生涯の中で繰り返し描いてきた富士山が描かれています。雪に覆われた富士山の向こう側には、黒い煙のような雲。その雲の中を、龍が天に昇っていこうとしています。



 作品に残された落款から、この作品は、北斎が亡くなる年に正月の書き初めで描いたことがわかります。この作品を描いたときの北斎は、90歳。

北斎は晩年に、こんな言葉を残しています。

「九十歳になれば奥義をきわめ、百歳では神の域を超えるのではないか。百何十歳になれば、一点一画が生きているかのようになるだろう」 
[「富嶽百景 初編」 跋文より]

黒雲を呼び、昇天する龍の姿からは、画業の高みへともっと昇りつめたいという北斎の最晩年の心境がうかがえます。
この作品は北斎の最晩年に描かれた貴重な肉筆画であり、北斎の衰えることのない画力を感じることができる作品です。

当館ショップでは、「富士越龍(ふじこしりゅう)」の関連アイテムも好評販売中しております。
お好みの形で作品をお楽しみいただけましたら幸いです。

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